歯ぎしりが及ぼす歯への影響の中に骨の隆起があります。

逆に言うと骨の隆起が口内に認められれば歯ぎしりの習慣があるかもしれないと考えられるわけですね。
歯ぎしりの時の噛む力と言うのは普段の数倍の力があります。

その力が積もり積もって骨の隆起を促してしまうのです。

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骨の隆起と歯ぎしりについて

隆起する歯

歯ぎしりの典型的な兆候の1つに、骨の隆起(膨らみ)があります。
わずかに膨らみがある人もいれば、まるで口の中にグランドキャニオンがあるかのごとくでこぼことたくさんの隆起がある人もいらっしゃいます。
比較的多いのが、下の歯の内側にできる膨らみです。
食いしばりの癖がある私は、ちょうど小臼歯あたりの内側の骨がまるで角のように飛び出ています。同僚に「痛くないの?」と聞かれるほど尖っていて確かに痛そうにも見えるのですが、本人にはまったく自覚がありません。
最近気づいたのですが、上の奥歯の外側にも同じような隆起を新たに発見してしまいました・・・。

こういった骨の隆起のことを、専門的には外骨症とか外発性骨増殖症といいます。
歯ぎしりによって起こる骨の隆起が主に見られるのは、下の小臼歯あたりの内側や上下の大臼歯あたりの唇側・内側、そして口蓋とよばれる上顎の真ん中辺りです。
これをみると、私は歯ぎしりの典型的な患者ですね。

ではなぜ、このような骨の隆起が起こるのでしょうか?
顎の骨は、常に噛む力を受け止めています。一般的には食事や話をする程度の力ですので、それほど負担にはなりません。ところが、歯ぎしりをする人の顎はそれ以上に強大な力を受け止めなければいけません。
通常の数倍の力がかかるとされる歯ぎしりは、歯にとっても顎の骨にとっても脅威です。
日常的にそういう力が加わることから、顎の骨は防衛手段としてなにかしらの対抗手段を取らざるを得なくなります。
そのため強大な負荷に耐えるべく骨を厚くして対抗しようとした状態が、この外骨症だといわれているのです。

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それでは、骨が隆起した状態だとどのような不都合が生じるでしょうか?
通常は、骨の表面を歯肉が覆っています。歯肉はある程度の厚みをもっていて、外からの刺激から骨を守っています。
しかし、隆起した骨の表面を覆う歯肉は厚みが薄いことがよくあります。よく見ると、膨らんだ骨が透けて見えるほど歯肉が白い色をしていることがあります。
そういう場所は、歯ブラシやスプーンなどが少し当たっただけで傷になりやすいようです。

また、この骨の隆起があることで最も問題となるのは、義歯(入れ歯)を作る時です。
義歯は土手の部分を歯肉部分に乗せて吸いつかせることで安定しますが、この骨の隆起があることで義歯が当たって痛みを感じやすい、安定しづらいなどの問題が起こります。
また歯の型を取る際にも、型を取るためのトレーと呼ばれる器具が骨の隆起部分に当たって傷になったりトレーをしっかり挿入できずうまくとれないため、場合によっては歯科衛生士泣かせでもあるのです。。。

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