犬歯と言われてどの歯だかわかりますか?

犬歯は人の歯の中で一番丈夫な歯だと言われています。
ドラキュラのあの牙は犬歯が長くなったものですよね。
また、八重歯も犬歯なのです。

実は犬歯は歯の中でも重要な役割を担っているんです。

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犬歯のもつ役割と歯ぎしりとの関係

治療を怖がる歯

歯ぎしりによって歯が擦り減ると、その人の本来の噛み合わせが狂いアンバランスな状態に陥ります。
一度すり減った歯は元には戻らないためアンバランスな状態は継続し、次第に歯以外の部分にも様々な影響が出てくることがわかっています。

それにしても、噛み合わせというのはそんなに重要なのでしょうか?
人の体の構造を見てみると、頭蓋骨と肩から下のひとまとめの骨格を支えているのは、頚椎(首の骨)と歯であることがわかります。
頭蓋骨の後ろ部分を背骨が支え、歯が噛み合うことで下顎と頭蓋骨を安定させて体のバランスをとっています。

すなわち、噛み合わせは全身のバランスをとるための精巧なバランスシートだといえるのです。
そのため、この噛み合わせに不具合が生じると、結果的に全身のバランスが崩れてしまうことに繋がります。
歯ぎしりや顎関節症、歯の喪失などによって頭痛や肩こり、腰の痛みや便秘、消化不良などなど様々な全身的な症状が引き起こされるのも納得できますね。

それでは、逆に考えるとよい噛み合わせというのはどのようなものをいうのでしょうか?
歯や噛み合わせのように個人差の大きいものをよし悪しで分類するのは非常に難しいことです。
ただし、よい噛み合わせの基本としての指標は決められています。よい噛み合わせとはすなわち安定した噛み合わせともいえるでしょう。

一般的に歯科学の中でいわれる安定した噛み合わせには、犬歯が大きく関わっています。
犬歯は前歯と奥歯の境目にあり、太く長い根をもったしっかりした歯です。また、尖った形をしているのも特徴です。
犬歯は前から奥へと歯を数えていって3番目の歯で、別名「糸きり歯」とも言われてますよね。歯の中で一番寿命が長い歯だとも言われています。

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さて、それでは鏡を持って見ていきましょう。上下を噛み合わせた状態からゆっくり右か左に歯をずらしてみてください。
大きくずらした時に、上下の犬歯だけが当たって奥歯には隙間ができている状態になりましたか?
こういった状態のことを、専門用語で「犬歯誘導」といいます。
説明すると、歯はかちかちと上下に噛む力には比較的強いのですが、歯ぎしりのような横方向の力には弱い構造になっています。
そのため、横方向に動かす場合最も丈夫に骨に埋まっている犬歯に力がかかり、奥歯には力がかからないような構造にして歯を守るシステムができているのです。
ところが、歯ぎしりによって歯がすり減ってしまうと、この犬歯誘導がうまく働かなくなります。
そのため、奥歯にも力がかかるようになり様々なトラブルが発生してくるのです。

もう一度鏡を見て下の歯を大きくずらしてみましょう。
あなたは、犬歯誘導がうまく働いていますか?
働いていなければ、歯ぎしりをしている可能性があります。

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