歯ぎしりって一体どんなものなんでしょうか?

「もしかしたら私は寝ているときに歯ぎしりをしているかもしれない」
「最近主人の歯ぎしりが気になって仕方がないし眠れなくなってしまった」
「赤ちゃんが歯ぎしりするようになったのだけれど大丈夫なんだろうか?」

このように歯ぎしりで悩んでいる方は多いと思います。1人で問題を抱えてなかなか他の人に相談できない人もいるかもしれません。


このサイトでは歯ぎしりについての情報が詰め込まれています。 歯ぎしりは心身の健康と密接な関係があります。
歯科助手である私が歯ぎしりについて分かりやすく説明したいと思います。

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歯ぎしりってどんなものなのでしょうか?

歯の説明

歯ぎしりという言葉は、一般的によく聞く言葉です。どちらかというと、夜中眠っている時ににぎしぎしぎりぎり音がすることから悪癖の1つとして有名?ですよね。
ところがこの歯ぎしり、単に周囲の人に好まれない悪い癖、というだけではありません。
実は、歯ぎしりを長く続けていると体のあちこちに様々な影響が出てくることはあまり知られていないのです。

歯ぎしりとは、その名の通り歯を「軋る(きしる)」行動をさします。
大辞林によると、「軋る」とは堅いものが強くこすれあって音をたてる状態をいうそうです。まさに歯ぎしりそのものの状態といえますね。

また、歯ぎしりと同じような癖に「食いしばり(噛みしめ)」もあります。歯ぎしりと食いしばりは兄弟のような存在で、噛み合わせた状態でぎりぎりと歯を横に強く動かすか、そのままぐっと力いっぱい噛みこむかの違いです。

昔から、歯ぎしりや食いしばりはいらいらしたりストレスがたまるとついやってしまう癖の代名詞のように言われてきました。
そういえば、ヒステリーを起こした女性がハンカチを噛んでキーっなんて引っ張っているイラストを見たことがある人も多いでしょう。
つまり、強く噛むこととストレスには深い関係があるとの認識が昔から一般的だということです。

歯ぎしりは、私たち歯科業界ではブラキシズム(咬合神経症)ともいいます。ブラキシズムという言葉は、今から100年ほど前に紹介されました。
当時は、筋肉が収縮するために起こるもので異常な反応だと思われていたようです。現代になって、ブラキシズムはストレス発散のために起こる行動でどちらかというと正常な体の反応であるという考え方に変化してきました。
古いものだと、旧約聖書の中にも歯ぎしりについて記述された部分があるそうです。

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歯ぎしりをする患者さんの口の中には、明らかな兆候がみられます。
うちの院長はその兆候を見つけると「歯ぎしりしてますね??」と言って患者さんの反応を見るのが最近の楽しみのようです。

実際自覚のない人が多く、ほとんどの患者さんが「え!?」という反応を示します。確かに眠っている間であれば誰かに指摘されない限りわかりませんし、実は音のしない歯ぎしりもあるのですから気づくはずもありませんね。

歯ぎしりをしている人の割合を正確に割り出すことは難しいのですが、大人から子供まで全体の50%以上の人が少なからずしているとのデータもあるようです。

歯ぎしりにかかる力は相当なものだといわれています。通常起きている時の噛む力を調べると、1平方cmあたり最大12gといわれています。
ところが眠っている時には最大74gと、なんと6倍以上の力が加わっているのです。人には眠っている底力があるというのがよくわかる数字ですね。
そして歯はその厳しい環境に長年耐え続け、いろいろな形で適応しようとしているのです。

このような歯ぎしりによって過酷な環境にさらされている歯や顎に表れる症状を知っておけば、自分や周囲の人が歯ぎしりをしていることに気づく手助けになるかもしれません。

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