審美歯科治療で一番興味があるのが歯のホワイトニングなのですが、家庭で自分で気軽に歯を白くする方法があったらいいなと思います。
そういうのものはあるのでしょうか?あっても効果のほどはどうなんでしょう?

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家庭でできる歯を白くする方法について

審美歯科イメージ

歯を白くしたいけれど歯科医院でなければできないの?という質問を受けることがあります。もっと手軽にできればいいのに、という患者さんの思いはよくわかります。そこで、家庭でも歯を白くする方法をいくつかピックアップしてみます。

まず一番簡単な方法としては、研磨剤入りの歯磨きペーストで丁寧に磨くことです。最近では、市販の歯磨きペーストに「ホワイトニング」や「ステイン除去」と書かれた物が販売されています。これらは、歯の表面についたコーヒーやお茶などの着色を落とすのに効果があり、ある程度は白くできます。
ただ、過剰に使うと歯がしみる知覚過敏などの症状を誘発することがありますので、私のお勧めとしては1日1回とか2~3日に1回など頻度を少なめにして使うことです。また、タバコのヤニなどの頑固にこびりついた着色はそう簡単には落ちません。タバコのヤニ落とし用歯磨きペーストは研磨剤の量や粒子の大きさが違いますので、使いすぎには気をつけた方がいいようです。

もっと本格的にホワイトニングしたい方には、薬剤を使ったホームホワイトニングという方法があります。これは、一度歯科医院を受診してその手順に沿って準備をし、あとは過程で2週間程度ホワイトニングを行う方法です。強い薬剤を使いますので必ず歯科医院で説明を受け、虫歯などがある場合は治療を受けてから行います。安易に始めると、しみたり歯肉に炎症を起こしたりすることがあります。
また、最近では通販でホームホワイトニング用のキットや電動のホワイトニングマシンという超音波で着色やヤニを取る機械も販売しているようです。

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歯科衛生士の立場から言わせていただくと、口の中はそれぞれ様々な環境下にあります。歯周病や虫歯、唾液の性状や量、粘膜の状態、どんな被せ物が入っているかなどなど本当に同じ方はありません。ですから、やはりこういった薬剤や器具を使うことに関しては専門家の指示を仰いだ方が無難だと思います。

このように家庭でできる方法をいくつか書きましたが、歯の変色の原因によっては希望の色に白くなるとは限りません。